

美瑛町ってどんなところ?
大雪山国立公園「十勝岳連峰」の西側山麓に広がる広大な丘陵地隊。
重なり合う丘に、パッチワークのような農耕地が美しい町で、「丘のまち」とも呼ばれています。
開拓から約1世紀となる北海道上川郡美瑛町の面積は約677 km²。
2017年3月現在の総人口は約 1万人です。
町を占める面積は、その70%を広大な山林。
残りの30%の半分が農地。駅や役場を中心とした市街地が15%となっています。

観光案内とかでは、東京23区と同じくらいと言われることが多いわよ。

ちなみに上位はほとんど北海道が占めているよ(笑)



基幹産業は農業と観光
広大な丘の農地ではジャガイモ、小麦、甜菜(砂糖大根)、豆類(大豆)、アスパラなどの畑作中心ですが、麦や米、トウモロコシなどの穀物も生産されています。
特にジャガイモは大手製菓メーカーさんと契約しているところもあって、メーカーさんのスペシャルサイトでも紹介されています。
基幹産業は農業でしたが、その広大な耕作地の丘の景観が多くの人々を魅了し、国内外を問わず多くの観光客が訪れるようになりました。
畑に咲く馬鈴薯の花(6月中旬)
赤麦の穂(6月中旬)
ビート(甜菜)に積もった初雪(11月)
街はどんな感じ
JR富良野線の美瑛駅を中心として、南北に市街地が広がっています。
写真の真ん中に見える塔は美瑛町役場に併設された展望台「四季の塔」。
町の建築協定により、駅前の商店街は建物前面に美瑛軟石などを使った三角屋根の建物が基調となっていて、独特の雰囲気の街並みになっています。
駅から歩いていける距離に、安くて美味しいお店も何件かありますので、一通り観光を終えたら、街並みを楽しみながらお食事を楽しむのも良いでしょう。
どんな気候なの?
北海道の内陸にあるので、四季ははっきりとしています。
春、雪がなくなるのは4月末ごろ。
草花が一気に芽吹き、丘の景色が刻々と変わっていきます。
短い春が終わると夏になり、6月から8月が夏というイメージです。
真夏は30度を超える暑さになることもありますが、朝晩は高原のような涼しさです。
例年だと9月くらいから過ごしやすくなります。
サイクリングなどを楽しむなら、この頃が良いでしょう。
隣町の東川町にある「旭岳」では、日本一早い紅葉が始まります。
9月末から11月が本格的な秋。
早い年には10月末頃に初雪が見られます。
10月になると朝晩は冷え込みますので、
冬用のジャケットなどをもっておくと安心です。
11月中旬を過ぎると冬のシーズン。
3月までの冬場にはプラスの気温にならないことも珍しくありません。
冷込みの激しい日には摂氏-20度を下回ることもあります。
ヨーロッパのような風光明媚な風景
四季によって移り変わる丘の景色。
表情を変えていく十勝連峰。
まるでイギリス湖水地方のような景色がひろがっています。
美瑛町は雄大な景色や自然を楽しみたいのであれば、四季を通して楽しめる観光エリアと言えます。
美瑛町ってどこにあるの?
美瑛町は、北海道内第2の都市「旭川市」とドラマ「北の国から」などで知られる「富良野市」とのほぼ中間に位置しています。
北海道のちょうど真ん中から、少し北にそれた場所です。
市街地の規模は小さく、地図で見ると少し不便な場所のように感じますが、30分で旭川までアクセスできるため、買い物なども意外と不自由することもなく生活することができます。
旭川空港からも車で約15分の位置にあり、東京から飛行機とバスで2時間程度と、都心からのアクセスが旭川や札幌よりも容易という優れた立地も魅力ですね。